31日

Trinkleでは今年初コンサートでした。

滋賀県は文芸セミナリヨにて。

大きなパイプオルガンがあり荘厳で素敵なホール。

建物自体も雰囲気のある構えで歴史の街安土ならではの印象を受けました。


大きな舞台に対して多すぎない客席が、お客様ひとりひとりに対話する事ができるようで嬉しくなる、そんな舞台でした。

パイプオルガンの前にスクリーンを降ろして頂き(なんだかもったいない…!)

レオ=レオニ著(谷川俊太郎訳)『フレデリック』の読み聞かせ音楽。

心をいっぱい込めて読んだつもりです。

ちいさな野ネズミが教えてくれる事がたくさんあります。

ふとした時に感じる事のできる幸せを、目に見えない幸せの種を皆が持ち合わせているという事を忘れないでいたいですね。

この絵本を読むと、いろんなことがある日々の中でも、フレデリックのように太陽の暖かさ、色の美しさ、言葉の優しさを見落とさないで、ひとつひとつ笑顔に繋げられる人でいたいと思うのです。(なかなか難しいですけれど。)


音を届けるお仕事なので、言葉はなかなか慣れなくて、少しドキドキしていました。

けれど、ちいさなお友達が純真なまなざしをまっすぐ向けてくれていたので、良い緊張感の中安心して読む事ができました。

コンサート終了後は、3人でお写真を撮らせて頂きました。

パイプオルガンも間近で見学させて頂くことができました。

この日はせっかくのドレスだったこともあり、写真を撮る事に決めており、時間のない中で会場に無理をお願いしてホールをお貸し頂きました。


すみずみまで心のこもったスタッフさん達で本当に楽しくコンサートを終える事ができました。

セミナリヨさん、ありがとうございました。


そして、雪降る中遠いところをTrinkleのために駆けつけてくださった全ての皆様、ありがとうございます。

嬉しいお顔を何名も見つけました。

思わずにっこり。

楽屋にていつもは忘れる写真を憶えていた事で、今度は撮りすぎるという自体が発生致しました。

P.S.

ピアニストの長井友理子氏が、私とチェロの小棚木氏にお誕生日プレゼントを用意していてくれました。

高校の頃からいつも忘れずお祝いしてくれます。

十うん回目だね。


優ちゃんと私はお誕生日が一日違いなのです。

こう見えても(←)私のが一日妹です。

ゆこありがとう♡

27日

電子書籍の音読機能が好きです。
断然紙派ではありますが、音読機能があるところは電子書籍の良い点ではないかしら。
プロの方の読み聞かせとはなんと心地良いことでしょう。
自室で素晴らしい音読を聞かせて頂けるなどと幸せな世の中にいつの間になったのでしょうか。
あぁこれではますます干物です。
スケール重音フェチの漫画好きの更に音読にハマってしまっては先行き不安。
なんて言いつつ、今月末私自身その読み聞かせに挑戦致します。 
ピアノトリオのTrinkleで滋賀県で子供のためのワンコインコンサートを行って参ります。 
子供の頃から大好きな絵本。 大好きな文字。
大きなスクリーン、大きなホール。 
聴いてくれるのは大好きな子供達。 
大好きなものだらけ。贅沢な空間です。 
想像だけでワクワクしております。 

ステキな癒し声の音読おじさん(失敬)みたいにはいきませんが、心を込めて一文字一文字、一音一音届けたいと思っています。

読売顔の名にかけて←
先日知り合いに言われました、読売テレビっぽい顔らしいです私は。
代々阪神ファンです。

※ホームページイメージチェンジ致しました。
爽やか系に憧れたなんて申しません。

16日

今年初の京都へ参りました。

1時間も余裕を持って行動していたのに、思わぬ事態(人身事故)で50分揺られるはずの電車に揺られること1時間半。 
神様デヴィッド様の音色に聴き惚れていた(寝てたとも言う)ところ車内放送に全く気付かず、更には同じ車内の方々が誰も騒がれることなく穏やかでしたので、1時間半も揺られていたことに随分長く気が付きませんでした。 

1時間余裕を持って行動したおかげで大事には至らず、良しとしましょう。 
早く着いて鴨川散歩するはずだったのになんて愚痴は心に留めておきます。←出てる出てる

今日は今年初の京都でした。 
学生の頃通い慣れた京都ですが、何故か曇り空のイメージが拭い去れません。 
今日もやはり曇り空。
私が訪れる時が偶々曇り空なのかしらと調べてみました。 

年間晴れの日数ランキングでは、京都府は18位とのことでした。
何だかよく分かりませんね。
我らが大阪府は11位でしたので、やはり大阪府に比べると京都府は曇り空の日数が多く感じられるのかもしれません。
ですが京都という街はとても好きです。
1位の香川県と47位の秋田県では、晴れの日数の差が91日もあるというのですから、いくら日本狭しとは言え天気の違いは割とあるのですね。
秋田県の女性が美白美肌なのも頷けます。

今日はMaiteaとお仕事でしたが、二人でいるといつもそう、何かやる気がみなぎります。
今回は実りある話もでき、今後二人でまたたくさん面白いことができそうな予感に包まれました。
※写真は先日包んだ肉まん。
久々に肉まんを作りました。好評でした。

12日

わたくし。

先日髪を切りました。 

この長さまで切ったのは久方振りでございます。
ですのに誰も気付いてくださらないので分かりやすいように鎖骨部分を示してみました。←いらぬわ 

かなり寒い毎日ですが皆様お身体崩されてませんか? 
基本的に毎日元気満々な私ですが昨夜喉痛で目覚め、イソジンを喉に直塗りして寝直しました。 すっかり治りました。 


先日は一年一度の楽しみな本番のリハーサルへ。 
ショー終わりの翌日は燃え尽き症候群でしたが、いつまでも寂しがっていては楽しんでくれた人たちに失礼、というより、鬼練しないと間に合わないという状況で助かりました。 

とても素敵な曲で(私のために作られたと勘違いできるほど私にぴったり←)練習していて元気が出ます。 
音楽の力ってすごい! 
今日も同じくレッスンがあり、やはりご指導頂くことの大切さを感じております。 
残念なことにこの曲をご披露できないのが悔しいです。 
いつの日か立派な楽曲として世に出ますことを祈っております。


振袖姿の可愛らしい娘さんを街で見かけた本日、ようやく楽器、身体、感覚にじっくり向き合えてきた気がしています。 
「感覚を鍛える」というのはそれはそれは至難の技ですが、その過程で脳から伝わる電波の道筋みたいなものが見えるような気がした時、去年一年間の身体改造が役立っている事を少しながら自覚できてホッとします。 
楽器弾きは弾くための筋肉ばかり鍛えがちですが、全体の筋肉量や運動神経、運動感覚など総合的な身体バランスが物凄く影響しているのだと遅ればせながらこの歳でやっと気付きました。 
恥ずかしながら本当にやっとなのです。文字通り遅ればせながらです。 


プライベートなところでは先日は京芸同期で、昨日は音楽仲間で新年会がありました。
引きこもりの干物ですが、無理やりオープンザドアしてくれる友達に恵まれて幸せです。

人混み苦手ながら、今宮戎神社にも詣でて参りました。ピアニストMaiteaとチェリスト山岸あゆみちゃんと。
立派な熊手もゲット(自力ではないですが)し、私自身は勿論、父のお店に持って行きたいなと思っております。

本日2本目。
カルテットのリハーサルへ参ります。
商売繁盛!

7日

去年の暮れに訪れた小学校で先生が仰いました。
二度目のアンコールが鳴り止まなかった時のことです。

「さみしいけれど、楽しい時間には必ず終わりが来ます。
この楽しかった思い出を胸に、明日からまた皆笑顔で元気に過ごしましょう。」

この言葉が心に沁みることがありました。
楽しかった気持ちも、そこに咲いた笑顔も、目があってにっこり通じた喜びも全て私の中に残っているということ。
全てが宝物になるということ。
寂しい気持ちが強い程、それまでが本物だった証拠だということ。
皆が寂しいって言うたびに、「大丈夫だよ皆の中にちゃんと残ってるよ」と思いました。私の中にも残っています。


さて、なんの話かと申しますと、私が関わっていたあるお仕事のお話です。
「エンターテイメント」を大切にしたくて、残念ながらこの日記にも直接的には登場しなかったお仕事でしたが、私は2014年からテーマパークのヴァイオリンショーに携わっておりました。(それでも偶に間接的に書いておりましたし、きっとお気付きの方もおられましたでしょう。)

そして今日は千秋楽でした。
フリーランスの私にとって初めての長期チームプレー。仲間。
正直終わりが来るなんて思ってもみませんでした。
着実に時は進み年も明けたのに、何故か永遠に続くような、そんな気持ちの中で地に足つかない変な感覚の年始を過ごしていました。

体力の無い私にとって、この経験は避けてきた自分の身体と向き合う機会でもありました。
暑い夏の日も今日のような寒い冬も、絶対に万全の体調で居続ける事。自分の身体を知る事。
私にとって全てが難関でした。リハーサルでは明らかに一人だけバテバテで、ダブルキャストの相方さんとのあまりの差に愕然とし、私なんかではこの役は務まらないと挫けそうにもなりました。

そんな私が最後までやり遂げることができたのは全て周りの皆さんのおかげでした。
気持ちよく居られるよう細やかに気を使い、優しく時に厳しくいつも側で支えてくださるスタッフの皆さん。

素晴らしい音を作ってくださるサウンドテックの皆さん。

私の身体をいつも心配しながら、どの瞬間も楽しく居られるよう常に笑わせてくれた共演のPさん。
(一番敏感に周りに気を遣える人なのです。)

親友になるのに言葉がいらないことを身を以て教えてくれたEさん。
(同世代でいつも一緒だった彼。たくさん救われました。もはや彼とは日本語と英語で問題なく会話が続きます。私達の会話に周りはいつも「?」です笑。自分でもどうして通じるのか謎です。)

会えないけれど本当のお姉ちゃんの様に優しくて、いつも同じ目線に立ち、共に支え合うことができたダブルキャストのゆりさん。
(いつも手紙で交流していました。←この時代に手紙笑。手紙好きなのです。優しくて美しくて強くて素敵で暖かくて。会えないのにいつも側に感じていました。)

そして、どんな時も最高の笑顔で私達を迎えてくれる大好きなお客さん。
(暑い日も寒い日も、変わらぬ笑顔をありがとう。私が元気を与えたい思いでいるのに、いつも頂いてばかりでした。)

全て皆のおかげ。
感謝しきれません。

ショーの中で「一緒に盛り上げてくれてありがとう」という部分があるのですが、私にとってただの台詞ではなく本当に心からそう思えて発信しておりました。

ありがとう。ありがとう。
堪らなくそう思いました。

私たちキャストは全員揃いも揃って自由人で、何かしらやらかしてはスタッフさんによく怒られておりました。←子供か。
楽譜通りに弾かないし、可愛いじゃん!とピアスや髪型を変えたり。(ネイルは初めにOK取り付けた!)
思い返しても、本当に自由でいさせて頂きました。 
しかしそのおかげで心から笑い、心から楽しみ、私達のショーにはひとつも偽りがありませんでした。

そんなショーの千秋楽。
最後の最後、お正月休みもとっくに終わった平日。クリスマスも終わった今日なのに信じられないほどたくさんの方々がいました。
そこにいるみんなの顔を見ると、この人達を笑顔にしたい、その想いひとつでやってきて良かったと思えました。

皆への恩返し、最後に皆を一番最高の笑顔にしようと考えた結果、またも色んなことをやらかしてしまいました。皆本当に笑ってくれていた気がしました。(母氏が動画を撮ってくれていたのですがアップの仕方が分からない。して良いのかも知らない。笑)
こんな前代未聞の計画を2つも聞いてくれたスタッフさんには心から感謝しないではいられません。
笑顔で、「こんなのどーってことないです。間違いなく皆が幸せだったんですから。」という彼女を思わず抱きしめてしまいました。
ごめんね。ありがとう。ありがとう。
その場の皆が一番ハッピーになれる方法を彼等は知っている。そう確信しました。スタッフさん達こそ、真のエンターテイナーですね。
そしてこのような本物のエンターテイメントの一端を私も担えたことが本当に誇らしいです。


私はもっと大きくならなければいけない。
皆に恩返しをしなければいけない。
未来はまだまだ険しいです。



……とまあ、ここまでダラダラと綴ってしまいました。
これまで日記に登場しなかった件を長々と綴り、ご覧になったことの無い方には申し訳ありません。
やはり私の2014年の活動として、皆様に知っていただきたく綴りました。
過酷なお仕事です。良いことばかりじゃ無かった。特に自身の活動も通常で続けていた私にとって。けれど、この経験は宝物です。

この経験を糧にして、自身のライブでももっともっと笑顔になれる音楽を皆様にお届けしていきたいと思っています。
これからもよろしくお願い致します♩

出会ってくださった全ての皆様が、健やかに楽しく幸せになれますよう願いを込めて。


この10ヶ月を、私は絶対忘れない。
皆元気でね。
2014-2015.1.7 
NAO

2日

2連休満喫しております。

と言いたところ、譜面を書き続けアレンジソロ4曲カルテット1曲譜面を仕上げました。

偉いぞ私。というよりこれ私にとってこの上なき幸せ作業。
更に、昨日より母のフルコース御節を食べ続けているという二重福。

皆さんはどんなお正月をお過ごしですか?

明日からまたお仕事再開。
笑って笑ってたくさん愛情を込めて。←新年一発目に響いたプル様の名言

昨年の写真を一月一枚纏めました。

新年

明けましておめでとうございます。
皆様にとって2014年はどんな年でしたか? 

一年というのは短いようでそれでもやはり長い月日ですので、一言に纏めるのは至難の技ですが、敢えて形容するなら私にとっては「新しいことを知った一年」でした。   


掌中のもの必ずしも掌中のものに非ず。 
得たものは大きく、けれど失ったものもまた多かったのが2014年でした。
皆様から教えて頂いたことを真に自分の掌中にするために、 今年はゆっくりと時間をかけて自分の楽器と対話するつもりです。
真っ直ぐ楽器と目を合わせられるように。 
更なる努力。
悔しいけれど、今の私は自分の目指す姿でないのが事実なのですから。

仲間ができた事、プロフェッショナルを感じた事、とてつもなく大勢の人のおかげで自分が存在できた事、そして何より目の前の笑顔に本気で幸せを感じた事。 
私にとって本当に特別な年になりました。

楽しみにしてくれる方々のおかげで知り得たことが多過ぎました。
ありがとう。
皆様に出会えたことが本当に幸せです。 
新年も尚、2014の大仕事はまだ終わりそうにないけれど、最後までいっぱい込めます。  
どうか心が通じますように。 

2014年は、
124の本番 
120日のショー
22件のデザイン(自身の演物含む) 
に携わることができました。 
(たぶん、、割と曖昧←おい) 

これには感謝しかありません。 
松本これまで以上に頑張ります。まだまだ大きくなります。サイズ的な事ではなく。←黙りなさい。綺麗に締めるはずが

笑う門には福来る
大好きなこの諺を胸に、新しい一年も明るく強くいきます。
今年も宜しくお願い致します。

※写真はお友達のFBより。なにやってんだか。ありがとうございます。