ブラームス・ドヴォルザークのピアノクインテット。
ブラームスは、数年前に恐れ多くもまだヴィオラを触らせて頂いていた頃以来で初めての1stヴァイオリン。
ドヴォルザークは曲自体が初めての取り組みでした。
やればやるほど味の出る二曲。
特に大好きなブラームスは、リズムマジックが素晴らしく、演者にだけ分かる奏者を喜ばせるトリックが其処彼処に散りばめられており、音を拾うことが楽しくてなりませんでした。
二楽章のチェロとのユニゾン。学生時代からの親友チェリストとだからこそと思えました。
やはりブラームス先生。貴方は神でございます。
お聴き下さったお客様が、まるで歌劇、台詞のようだったと仰ってくださいました。
最高の褒め言葉。有難く頂戴致します。
以前私のヴァイオリンを、弾いているのではなく歌っていると仰ってくださったのもその方ですが、むしろその言葉の表現力に脱帽。(笑)
まさに私が目指す音色でございます。
もっともっと頑張ろうと思えました。
今回、お話を頂いた時からそうでしたが、実際様々な本番を抱えながらこの二曲に取り組むのは至難の技。生半可な気持ちではできませんでした。
少しでも時間を見つけては、まるで京芸受験時のように取り組んでおりました。(笑)
お話を頂かなくてはなかなか取り組めない、取り組む事のないだろう大曲です。
ヒビキミュージックさん、この機会を与えてくださって本当にありがとうございます。
そしていつもながらに思うのは、その心遣い。隅々まで心が配られており本当に気持ちよく音楽に取り組む事ができました。
お客様より素敵なお花を頂き、たまたま着ておりました私服との色合いがベストマッチしておりましたので思わずその場で写真を撮らせて頂きました。
いくつになってもお花を頂くのは本当に嬉しくてときめきます。