蝉が鳴き始めましたね。
昨夜(13日)はヨッテリアグルーさんにて、そして今日は高槻聖マリヤ教会さんにてカルテットのコンサートでした。
高校時代のバイオリン専攻三人が揃うという、後にも先にもものすごーく希少な公演でした。(15年振り)
今、私はこんな感じですが(どんなだ笑)
高校時代の唯一の同門(同じ先生についた生徒)は岩田唯さん。
現在、ドイツはレーゲンスブルク歌劇場で活躍するバイオリニストです。
彼女がいたから今の私がいると思える人です。
そう、私の人生にたった一人だけいる、文字通りの「ライバル」でした。
他の誰も持っていない広い海や空のようなダイナミックな音楽感性を持つ彼女と、繊細に歌う傾向の私とは、今思えば全く比較対象にならない2人ですが、高校時代の同門ともなれば話は別。
同じコンクールにテスト、そして大学受験。
いつもどっちが勝つか負けるかと競っていたと感じます。
今になってお互い「音楽は競うものじゃないよね。あの頃はしんどかったよね。」と苦笑しています。
でも、間違いなくあの頃のお互いがあったから今があります。
ヴィオリストとして活躍中の待谷翠さんも含め、高校卒業以来にこうして3人で音を合わせられたのも、これまで演奏にひたすら人生をかけてきた同志だからだと思います。
遠いドイツの地で、戦友が頑張っているのが心から誇らしく、日本でたくさんのプロオケに引っ張りだこのヴィオリストも同じく。私も頑張らなきゃと鼓舞される、そんな機会になりました。
アルバム発売記念公演前に相応しい、背筋の伸びる日でした。
お越し頂いた全ての皆様に心からありがとうございます。
お手伝い頂いた教会関係者の皆様にも、ヨッテリアグルーの皆様にも、同じく心から感謝致します。
ありがとうございました。