昨日は大きな発見がありました。
クラシックでのチューニングは442Hzが基本的に主流です。
私は個人的に楽器の音色の種類と周りのチューニングとのバランスで442.3くらいの微妙なラインをとることが多いのですが、昨日の現場で使用しているグランドピアノの調律が随分低いことから、この会場では440以下に設定することが常でした。
ここでの演奏はその環境故、回を重ねる毎、共演の長井友理子氏と共にマニア要素が多分に含まれた観点でお互いの音への繊細な拘りが増しているのですが、その中で昨日は発見がありました。
私の楽器は440以下のチューニングの時、より私好みの音色をしているということです。
これはかなりの大事件でございます。
姉さん事件です。
かと言って、周りの主流となる基本を変えて頂くわけにはいかないですので今後も殆どの現場で442になるだろうとは存じておりますが、それにしても「今更」な発見でした。
ただ、これが個々の楽器における違いなのか、そもそも私自身が只々440以下に反応するのか(この可能性はかなり高い)、そこのところがまだまだ曖昧なので人様の楽器を触らせて頂く機会がありましたら一度試してみたいと思います。
偶然その場所と、会場のピアノと、私の楽器とがベストマッチした奇跡的な日だったのかも知れないわけですし。
次回が楽しみです。
この楽器を持ってそろそろ10年近いはずなのですが、まだまだ研究だなぁ。。。