山海倶楽部MUSIC LIVE vol.13が終了致しました。
お越しくださいました皆様、応援してくださいました皆様ありがとうございました。
今回満席につき残念ながらご案内ができなかった方には本当に申し訳ございません。
次回は11月7日ですので、ぜひ一緒に楽しんでくださいね。
チェロとヴァイオリンの二本でのステージとなった今回ですが、お相手はもちろん小棚木優氏でした。
彼女とのデュオはかれこれもう4年程になりますが、今回が一番気持ちの良い響きを確認することができたように思います。
旋律楽器二本ですが、演奏面において二つのヴァイオリンの時とは全く違います。
低音を支えてもらえる安心感はもちろんですが、低音でメロディを聴かせる時の高音の在り方など考えさせられることがたくさんあったり、普段弦楽四重奏などで弾き慣れた曲が二重奏になった時の喪失感を埋めなければ!という気持ちで重音を多用したりと、何年も二人で模索し続けておりました。
ですが今回リハーサルの段階から、その悶々としたものを少し打破したような、そんな気がしました。
四重奏に比べての喪失感も、不思議と音を出した瞬間から全くありませんでした。
私達が歳をとったのか、それとも少しでも成長できていたのか、アレンジを頑張った御褒美か…
たぶん、きっと、それは一緒にやってきた時間なのかなぁと思いました。
優ちゃんとしっかりデュオできるようになったことが嬉しい日でした。
デュオって本当に難しい。
三本脚の椅子には座れるけれど、二本足にはなかなか座れないと誰かに言われたことを昨日思い出していました。
確かに。
生半可な気持ちとアレンジでは叶わないものですね。
相手をどれだけ信用できるかにかかっているのかなぁ。
まだまだ奥が深いなぁ。
※またもや写真を撮るのを忘れてしまったので、これまでに小棚木さんとデュオをさせて頂いた時のものから少しだけピックアップしてみました。